熊本県 H様邸
リビングタイニングには、音楽が趣味というご主人のコレクションするCDやギター、ポスターなどが並びます。モノ自体は多いのに、とてもスッキリと見えますね。今回、北欧テイストの白木を使った温かみのあるコーディネートでお部屋に統一感をもたせることでものの多さを感じさせないのではないでしょうか。
背面の姿を気に入っていただき選んでいただいた、カリモク ニュー スタンダードのキャストールソファー 2人掛。意外とソファ選びのときに見落としがちな後ろ姿。お部屋の中心にレイアウトする場合は、後ろ姿まで気を使ってソファ選びをしたいところです。
ダイニングには、HAYの「CPH Deux」に、CARL HANSEN & SØNの「CH24 Yチェア」を置いていただきました。寒く暗い時期が長い北欧では、家具や雑貨への愛情が深く、就職した際に一脚の椅子をを買う習慣があるそうです。H様もずっと長く使えるものをという点から、家具選びをしていただきました。
注目のデンマークのブランド”HAY”のホワイトトップが清潔なイメージのダイニングテーブル。薄く仕上げられた天板が軽やかな印象を与え、天板にはナノテクノロジーを用いたマットな質感のラミネート加工が施されているため、指紋が付きにくく手入れも容易です。テーブルトップにホワイトを持ってくることで、空間が重くなりすぎず開放感が出ますね。
今回選んでいただいたYチェア・ビーチ材 / ソープ仕上げは、木目や色の主張がないため、どんな雰囲気のお部屋にも違和感なく馴染んでくれるのが特徴です。また、10年20年と時を重ねるとともに、チェリー材のような赤っぽい黄色へと美しい艶・色味が出てきます。
木の家具は経年変化による味わいを楽しめるもので、使い込むほどに愛着が湧く…そういった点も心惹かれる要因でしょう。現在は便利でイージーなファスト文化がもてはやされている時代、それに逆行するようですが、好きなものに囲まれて暮らすことの素晴らしさを感じて頂てたら光栄です。
H様、この度はお忙しい中撮影にご協力頂きまして誠にありがとうございました。